Hay fever / Allergic rhinitis Outpatient花粉症・アレルギー性鼻炎外来

  • 「鼻水が止まらない」「目が痒い」…その辛さ、我慢せずにご相談ください

    アレルギー性鼻炎は、鼻の粘膜に入ってきた「抗原(原因物質)」に対して体が過剰に反応してしまう病気です。大きく分けて、ダニやホコリなどが原因で一年中症状が続く**「通年性」と、花粉が飛ぶ時期だけ症状が出る「季節性(花粉症)」**の2つがあります。

    当院では、呼吸器・アレルギー専門医が、患者さんのライフスタイルや症状の重さに合わせて、最適な治療法をご提案します。

  • 当院の花粉症治療のポイント

①年齢に合わせた最適な検査

大人の方にはしっかり調べられる「View39」、お子様には痛みの少ない「ドロップスクリーン」と、患者様に合わせた検査を行っています。(大人でも注射が苦手な方はドロップスクリーンを行うことも可能です。)

②眠くなりにくい薬の調整

仕事や運転、勉強に支障が出ないよう、お薬の選択には細心の注意を払っています。

③オンライン診療の活用

症状が安定している場合、再診はスマホでのオンライン診療も可能です。薬も郵送可能で忙しい時期の通院時間を節約できます。

  • 1.季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)

    特定の季節に飛散する花粉が原因です。主な症状は「くしゃみ」「鼻水」「鼻詰まり」「目のかゆみ」ですが、近年は**「ILC2(グループ2自然リンパ球)」**という細胞の関与により、花粉そのものが減っても鼻の粘膜の炎症だけが続いてしまうケースがあることが分かってきました。そのため、「花粉が飛んでいないはずなのに辛い」という場合もしっかりとした治療が必要です。

花粉が飛ぶ時期の目安(長野県周辺)

・スギ:2月~4月
・ヒノキ:3月~5月
・ハンノキ:1月~5月
・シラカンバ:4月~6月
・イネ科(カモガヤなど):4月~10月
・ブタクサ、ヨモギ:9月~10月

※スギ花粉症は増加傾向にあり、将来的には国民の半数が発症すると予測されています。早めの対策が重要です。

  • 2.通年性アレルギー性鼻炎

    一年を通して症状が続きます。主な原因は**「ダニ」や「ハウスダスト」**です。季節の変わり目に悪化しやすく、風邪と間違われることもあります。長期間の治療が必要になるため、できるだけ体に負担の少ないお薬でコントロールすることを目指します。

  • 検査について

    当院では、患者様の年齢やご希望に合わせて最適なアレルギー検査をご案内しています。

【大人の方】View39(静脈採血)

一般的な腕からの採血による検査です。一度の採血で、花粉・ダニ・カビ・昆虫・食物など、アレルギーの原因となりやすい重要39項目を網羅的に調べることができます。 ご自身の体質を詳しく知りたい方に推奨しています。

※結果のご説明は後日(約1週間後)となります。

【お子様・注射が苦手な方】ドロップスクリーン(迅速検査)

指先から少量の血液を採取するだけで、41項目のアレルギー検査が可能です。注射器を使わず痛みが少ないため、小さなお子様でも泣かずに検査しやすく、受診当日に約30分で結果がわかります。(※機械の稼働状況により、結果説明が後日になる場合もございます。)

  • 治療について

    患者さんのご希望と重症度に合わせて、以下の4つのステップで治療を行います。

①抗原回避(原因を避ける)

最も基本となる対策です。検査で原因がわかれば、効率的な対策が可能です。
・花粉症の場合:マスク・メガネの着用、帰宅時に玄関で花粉を払う、外干しを避けるなど。
・ダニ、ホコリの場合:こまめな掃除、布団のケアなど。

②薬物療法(飲み薬・点鼻薬)

「症状が出る前」からの治療(初期療法)が非常に効果的です。
・初期療法:花粉が飛び始める少し前からお薬を飲み始めることで、ピーク時の症状を軽くできます。
・お薬の選択:第2世代抗ヒスタミン薬を中心に、鼻づまりに効く薬(抗ロイコトリエン薬等)、点鼻ステロイド薬、漢方薬などを組み合わせます。「絶対に眠くなりたくない」「即効性が欲しい」など、ご希望をお伝えください。

③根治療法(アレルゲン免疫療法)

アレルギーの原因物質を少しずつ体に入れ、体を慣れさせていく治療です。現在は**「スギ花粉」と「ダニ」に対する舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)**が可能です。毎日自宅でお薬を舌の下に含むだけの治療で、根本的に治したい方におすすめです。
[舌下免疫療法についての詳細はこちら]

④重症花粉症に対する注射療法(ゾレアなど)

既存の飲み薬や点鼻薬を使っても「鼻水が止まらない」「鼻詰まりで眠れない」という重症のスギ花粉症の方には、**抗IgE抗体療法(注射薬)**という選択肢があります。アレルギーを起こす「IgE抗体」の働きを直接ブロックする高い効果が期待できます。

※治療には年齢や重症度などの一定の基準があり、耳鼻科の専門医の先生をご紹介します。ご希望の方はご相談ください。

  • 手術療法について

    鼻詰まりがひどく、薬物療法では改善しない「鼻の構造的な問題(鼻中隔弯曲症など)」がある場合は、手術が有効なことがあります。その場合は、手術可能な専門の医療機関へ適切に紹介させていただきます。