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【佐久市】帯状疱疹ワクチンの費用と助成|50歳を過ぎたら考えたい予防

2026年8月29日

「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」という病名を、テレビや新聞で目にする機会が増えたと思います。50歳を過ぎるとかかる方が増え、痛みが長く残ることがある病気です。
現在は、これを予防するワクチンがあります。この記事では、どんな病気なのか、ワクチンは誰が受けられるのか、費用はいくらかを、順にご説明します。

帯状疱疹とはどんな病気ですか

子どものころにかかった水ぼうそう(水痘:すいとう)のウイルスが原因です。
水ぼうそうが治ったあとも、ウイルスは体の神経のなかに静かに残り続けています。ふだんは免疫の力でおさえこまれていますが、加齢や疲れ、ほかの病気などで免疫の力が落ちると、ウイルスが再び活動を始めます。これが帯状疱疹です。
つまり、水ぼうそうにかかったことのある方は、誰でもなる可能性があります。日本の成人の多くが、このウイルスを体のなかに持っています。

主な症状

・体の左右どちらか一方に、帯のように赤い発疹(ほっしん)と水ぶくれが出ます
・発疹が出る数日前から、その場所がピリピリ、チクチクと痛むことがあります
・胸から背中、顔、腰などによく出ます
・痛みの強さには幅があり、チクチクする程度で済む方もいれば、夜眠れないほど強く痛む方もいます
発疹はふつう2〜4週間ほどで治まります。痛みが強いときは、がまんせず早めにご相談ください。

注意したいのは、あとに残る痛みです

皮膚の症状が治ったあとも、その場所の痛みが数か月から数年にわたって続くことがあります。これを「帯状疱疹後神経痛(たいじょうほうしんご しんけいつう)」といいます。
・服が触れるだけで痛む
・夜、痛みで眠れない
・痛み止めが効きにくい
年齢が高いほど起こりやすく、いったん起こると治療に時間がかかります。この痛みを防ぐことが、ワクチンをお勧めする大きな理由です。
また、顔や目のまわりに出た場合は、目や耳に影響が及ぶことがあります。顔に発疹が出たときは、早めに受診してください。

50歳を過ぎたら考えていただきたい理由

帯状疱疹にかかる方は50歳代から増え始め、年齢とともに多くなります。免疫の力が加齢とともに少しずつ低下するためです。
そのため、ワクチンは50歳以上の方が対象となっています。

ワクチンには2つの種類があります

表の内容は、それぞれのワクチンの一般的な特性です。どちらが適しているかは、お体の状態によって変わります。

どのくらい予防できるか(数字で比べると)

どちらを選ぶかの参考に、臨床試験で報告されている予防の効果を、2つのワクチンで並べてお示しします。
・生ワクチン60歳以上の方を対象にした試験で、接種後およそ3年の追跡で、帯状疱疹の発症を全体でおよそ50%抑えたと報告されています。ただし効果は年齢が上がるほど下がり(60代でおよそ6割、70代でおよそ4割、80代以上ではおよそ2割)、接種から数年でゆるやかに弱まっていきます。
・組換えワクチン50歳以上の方を対象にした試験で、接種後およそ4年の追跡で、帯状疱疹の発症をおよそ9割以上抑えたと報告されています。さらに長期の追跡でも、接種からおよそ10年たった時点で7〜8割程度の効果が保たれていました。
数字の上では、組換えワクチンのほうが効果が高く、長もちします。一方で生ワクチンは、1回の接種で受けられ、費用も抑えられます。効果の大きさ・持続する期間・費用・通院回数・お体の状態をあわせて、診察のときにご提案します。
なお、これらは臨床試験での結果であり、すべての方に同じ効果が保証されるものではありません。
(出典:生ワクチン=Shingles Prevention Study, New England Journal of Medicine 2005年/組換えワクチン=ZOE-50・ZOE-70試験, New England Journal of Medicine 2015年・2016年、および長期追跡研究 ZOSTER-049)
【角田医院分院】では両方を取り扱っています(どちらもご予約が必要です)。
予防の効果と持続する期間を重視し、当院では組換えワクチンをお勧めしています。ただし、費用やお体の状態、通院の回数などを考えて生ワクチンを選ばれる方もいらっしゃいます。診察のときにご相談ください。

佐久市の定期接種の対象になる方(令和8年度)

次の年齢になる方は、佐久市の定期接種の対象となり、自己負担が大きく軽くなります。
・令和8年度内に 65歳・70歳・75歳・80歳・85歳・90歳・95歳・100歳 になる方
・60歳から64歳の方で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害により身体障害者手帳1級をお持ちの方
5歳きざみの対象は、年度ごとに移っていきます。今年度に当てはまらない方も、
数年後に対象となる年齢が回ってきます。

費用

定期接種の対象になる方(令和8年度)

次のいずれかに当てはまる方は、自己負担が免除されます。事前の申請が必要です。
・生活保護法の適用を受けている方
・市県民税が非課税の世帯の方
・ヒト免疫不全ウイルスの疾病により身体障害者手帳1級をお持ちの方

定期接種の対象にならない方
50歳以上であれば、全額自己負担でお受けいただけます。

接種の期限にご注意ください【重要】

令和8年度の定期接種を受けられる期間は、令和9年3月31日までです。
組換えワクチンは2回接種で、2か月以上の間隔をあける必要があります。
そのため、1回目を令和9年1月31日までにお受けいただく必要があります。
年明けに思い立つと間に合わないことがあります。対象の年齢にあたる方は、早めのご検討をお勧めします。

受けるときの注意点

・定期接種としてお受けいただけるのは、お一人につき1回(1コース)のみです。
・【角田医院分院】は佐久市の定期接種の受託医療機関です。予診票は院内にご用意していますので、事前に市役所へ取りに行っていただく必要はありません。(佐久市以外の医療機関で接種される場合は、あらかじめ佐久市保健センターまたは各支所の健康福祉係で予診票をお受け取りください。予診票がないと全額自己負担になります)
・接種を受けたあとに申請して払い戻しを受けることはできません。自己負担の免除を希望される方は、必ず接種の前にお手続きください。
(出典:佐久市ホームページ「帯状疱疹ワクチンの定期接種」2026年4月1日更新)
制度の内容は変わることがあります。最新の情報は佐久市へご確認いただくか、当院の受付にお尋ねください。

主な副反応(副作用)

組換えワクチンでは、次のような反応が起こることがあります。多くは数日以内におさまります。
・注射をしたところの痛み、赤み、腫れ
・だるさ、疲れた感じ
・筋肉の痛み、頭痛
・発熱、寒気
・胃のむかつき
このワクチンは、注射したところの痛みやだるさが出やすいことが知られています。仕事や大事な用事のある日の前日は避けていただくと安心です。2回目のほうが反応が出やすいと感じる方もいらっしゃいます。
まれに、強いアレルギー反応など重い副反応が起こることがあります。接種後しばらくは院内でお待ちいただき、体調の変化がないことを確認してからお帰りいただきます。
次の方は、接種の前に必ずご相談ください。
・強い発熱があるとき、体調のすぐれないとき
・過去にワクチンで強いアレルギー反応が出たことのある方
・妊娠中の方、その可能性のある方
・免疫を抑える治療を受けている方(受けられるワクチンの種類が限られます)

よくあるご質問

Q. 2回目を忘れてしまいそうです。
A. 2回目は1回目から2か月あけて受けていただきます。1回目の接種時に、次回の予定をお伝えします。期間があいてしまった場合も、受け直しではなく続きから接種できることがほとんどです。ご相談ください。

Q. すでに帯状疱疹にかかったことがあります。受ける意味はありますか。
A. 一度かかった方でも、再びかかることがあります。接種を検討していただけます。ただし、症状が出ている時期は接種できません。治ってからの時期については診察でご相談ください。

Q. 季節はいつがよいですか。
A. 季節による流行のある病気ではありませんので、いつ受けていただいてもかまいません。
ただし定期接種の対象にあたる方は、年度内に終える必要があります。組換えワクチンをご希望の場合は、1回目を令和9年1月31日までにお受けください。

Q. 生ワクチンと組換えワクチンで、自己負担額がずいぶん違います。
A. 定期接種では、生ワクチンが2,000円、組換えワクチンが2回で12,000円です。
費用の差はありますが、予防の効果と持続する期間には違いがあります。
また、免疫を抑える治療を受けている方は生ワクチンを受けられません。
費用だけでなく、体の状態やご希望をうかがったうえでご提案します。

Q. 費用は医療費控除の対象になりますか。
A. 予防目的の接種は、原則として医療費控除の対象外とされています。詳しくは税務署へお問い合わせください。

ご相談・ご予約

ワクチンはお取り寄せが必要ですので、ご希望の方は事前にご連絡ください。お電話または受診時にお申しつけください。
「自分は助成の対象になるのか」といったご相談だけでもかまいません。ご不明な点は、下記までお電話でお問い合わせください。

【角田医院分院】

住所:【長野県佐久市岩村田3162-36】
お問い合わせ電話:【0267-68-0550】
診療時間午前(月〜土)8:30〜12:00午後(月・火・水・金)15:00〜18:00午後(木)16:00〜18:00休診日:日曜・祝日・土曜午後
ご予約はこちら https://ssc12.doctorqube.com/yuwakai-tsunodaiin/