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佐久地域で夏かぜ(手足口病・ヘルパンギーナ)が流行しています

2026年8月3日

今、佐久地域では「夏かぜ」と呼ばれる感染症が増えています。とくにお子さんに多い病気です。この記事では、今の流行の様子と、ご家庭でのケア、受診の目安をわかりやすくまとめました。

今、佐久で何が流行しているの?

佐久保健所が公表している最新(2026年 第29週:7月13日〜19日)の情報では、次の感染症が増えています。
・手足口病(てあしくちびょう)… とくに増加中
・ヘルパンギーナ … 増加中
・咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ/通称「プール熱」)… 出はじめています
・感染性胃腸炎(おなかのかぜ)、溶連菌(ようれんきん)ののどの炎症 … 再び増加
いずれも夏に流行しやすい感染症で、今年も同じ時期に増えてきています。
・ヒトメタニューモウイルス…咳が主体の長いかぜ症状です。

手足口病・ヘルパンギーナってどんな病気?

どちらも「エンテロウイルス」というウイルスによる感染症で、飛沫(ひまつ:せきやくしゃみ)や、便に触れた手などからうつります。
・手足口病:手のひら・足の裏・口の中などに、小さな水ぶくれや発疹(ほっしん)が出ます。口の中が痛くて食べにくくなることがあります。熱は出ないか、出ても軽いことが多いです。
・ヘルパンギーナ:急に高い熱が出て、のどの奥に小さな水ぶくれや口内炎ができます。のどが痛くて食べたり飲んだりしづらくなります。
多くは数日〜1週間ほどで自然によくなります。特効薬はなく、症状をやわらげながら回復を待つのが基本です。

ご家庭でのケア

・水分をこまめに:のどが痛いときは、しみにくい常温~少しつめたい飲み物、経口補水液などが飲みやすいです。かんきつ類のジュースなど酸味・刺激の強いものは、しみて痛がることがあります。
・食事は無理をさせない:のどごしのよいもの(ゼリー、豆腐、おかゆ、冷ましたスープなど)を少しずつ。
・熱や痛みがつらいとき:解熱鎮痛の対応が必要な場合があります。使用する薬や量はお子さんの年齢・体重で異なるため、迷ったら受診の際にご相談ください。
・うつさない工夫:手洗いをていねいに。タオルの共用を避け、おむつ替えのあとの手洗いも忘れずに。症状が治まった後もしばらく便にウイルスが出ることがあります。

保育園・幼稚園・学校はいつから行ける?

手足口病やヘルパンギーナは、インフルエンザのように「何日休む」と法律で決まっている病気ではありません。一般的には、
・熱が下がっていること
・口の中の痛みがやわらぎ、普段どおり食事や水分がとれること
が登園・登校の目安とされています。ただし、園や学校によって独自のルール(登園届など)がある場合があります。最終的な判断は、通っている園・学校の方針と、診察した医師の判断に従ってください。
(参考:こども家庭庁『保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版・2023年5月一部改訂)』)

さいごに

夏かぜの多くは、ご家庭でのケアで回復していきます。症状や経過でご心配なこと、判断に迷うことがあれば、診療時間内に当院へご相談ください。
なお、ぐったりして反応が乏しい、水分がまったくとれない、けいれんがあったとき、また高い熱が続く・くり返し吐く・呼吸が苦しそうといった様子のときは、急を要する状態です。このようなときはすぐに救急外来を受診してください。